ニキビ跡の平均改善期間は?
一度できてしまうとなかなか治らないニキビ跡。「いつになったら治るの?」と悩みを抱えている方も少なくないはず。
ニキビ跡を早く治したいけど、改善するまでにどのくらいの時間がかかるのがわからないと、日々のスキンケアもイマイチやる気がでませんよね。
では、ニキビ跡の改善には一体どのくらいの時間がかかるんでしょうか? 結論からいうと、ニキビ跡が完全に消えるまでの期間は平均3ヵ月~半年程度だと言われています。
もちろん、肌質やニキビ跡の種類、状態によってそれ以上かかる場合もあります。
例えば、ニキビは放置していても数日から数週間で完治するのに、ニキビ跡の改善にはどうしてこんなに長い期間が必要なのでしょうか? それは、“新しい肌細胞に生まれ変わるサイクル=ターンオーバー”が関係しているからです。
ニキビ跡の改善期間はターンオーバーと深い関係がある
ニキビ跡の種類は大きく分けて3種類ありました。
- 赤みタイプのニキビ跡
- 色素沈着タイプのニキビ跡
- 凸凹(クレーター)タイプのニキビ跡
どのタイプの改善にも共通するのが「肌のターンオーバー」です。
ターンオーバーとは、肌表面の古い角質がはがれ落ち新しい角質(新しい肌)に生まれ変わるサイクルのことを言い、 正常なターンオーバーは個人差がありますが約28日(4週間)程度といわれていて、 これを繰り返すことによって新しい肌細胞に生まれ変わります。
数週間から数か月かけて健康な肌細胞に生まれ変わることで、ニキビ跡は徐々に薄く消えていきます。
このように、ニキビ跡を消すためにはこのターンオーバーの働きが欠かせません。
ですが、肌環境の悪化やニキビなどのトラブルを抱えるとターンオーバーが乱れ正常に行われなくなります。 そうなってしまうとニキビ跡の改善が遅くなるだけでなく、肌トラブルが発生したり、ニキビ跡の改善に平均以上の期間がかかってしまうこともあります。
ニキビ跡はじっくり時間をかけて向きあう事が大切
ニキビ跡を改善するには、上記でご紹介した通り、ある程度の期間が必要になります。どうしでも早く治したいという人んは医療機関でレーザー治療を行うという選択もあります。
この方法が最も即効性のある方法と言えますが、費用や何度も通院することを考えると大きな負担になることも。
また、即効性が期待できる分肌へのリスクが十分考えられるので、化粧品や生活習慣の改善によるセルフケアが確実でリスクの少ないケア方法を選ぶ人が大多数です。
ただし、化粧品を使ったニキビ跡のケアにはある程度の期間が必要です。 即効性が期待できるものもありますが、ニキビ跡に関してはすぐに効果を期待せずにじっくりとケアしていくことが大切です。
なかなか消えないからといってすぐに使うのをやめてしまってはどんなに効果的な化粧品でも意味がありません。 肌のターンオーバーは約28日程度なので、最低でも1ヵ月~3ヵ月程度は同じ化粧品を使い続けましょう。
ニキビ跡はじっくりケアすることが大切
これが挫折しない考え方です。
ニキビ跡を消すためには、こういったニキビ跡に対する正しい知識も必要になります。